新10 1-
9:品川くじら 1/16 0:47
湯けむりレズリング(45)
「まずは経験してみようか。」
そう言うなり、綾香は智代と唇を重ねた。
柔らかな感触と共に甘い香りが伝わってくる。
智代は初めての経験に気が動転し、考えをまとめる事すら出来ない。
(そんな...これはどういう...わたし...私は...何をどうすれば.....)
一旦、唇を離した綾香は優越の笑みを浮かべながら問いかけた。
「初めてのキス、どうだった?」
だが智代は羞恥と興奮が原因の放心状態で答えられない。
「今度は舌を絡めてみようよ。大きく口を開いて。」
智代自身にも信じられなかったが、綾香の求めに応じて口が開いてしまう。
「いい?初めてみたいなんで、ゆっくりやるから私の舌、噛まないでよ?」
そして綾香は首の角度を調整して口同士がぴったり合うようにしてから再び唇を重ねる。
キスを受け入れた智代は、開かれた歯の隙間から綾香の舌が侵入してくるのを感じた。
まるで軟体動物のようにヌルヌルとした感覚が自分の舌に絡んでくるのに怯える智代。
(...ぅ..ぅう...舌べろが...舌べろが..くすぐったい.....これがキスなのか.....)
普段は強気一方の彼女が戸惑う様は滑稽(こっけい)でもあり哀れでもあった。
1分程度でディープキスを切り上げた綾香は体位を変えて智代を責めに掛かる。
智代の顔から首筋に掛けてキスの嵐を浴びせながら左肘で体を支え、右手は太腿を撫で回す。
ディープキスの余韻から抜けきれない智代は反撃どころか抵抗すら出来ない。
その間にも綾香の右手は次々と智代の性感帯を刺激するのだ。
(46)へ続く

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