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3:品川くじら 9/15 4:12
湯けむりレズリング(40)<邂逅の章>
起き上がってこないハルヒの様子を心配そうに窺(うかが)う環。
布団の上に座った姿勢から上半身を崩し、ハルヒの体の方へ近付けた途端、
ガバッと跳ね起きたハルヒに抱きつかれてしまった。
「えっ?えっ?な、何!?」
突然の出来事に驚く環。
「タマ姉、私ね、解かったの。やっぱりレズリングは最高だって事!」
まだ冷めやらぬ悦楽の余韻に体全体を上気させながらハルヒは言う。
「面白い、最高に面白かったわ、貴女との絡み。」
そう言いながら呆気(あっけ)に取られる環にキスの嵐を見舞っている。
(あ〜こん人、ホンマにこういうのが好きなんやな・・・)
さしもの猪名川由宇もハルヒを止めようともせず呆然と成り行きを見守っていた。
「そう、悦んでくれて私も嬉しいわ。」
ようやく合わせ方が解かってきたのか、環は微笑みながらハルヒの頭を両手で固定すると唇を合わせにいく。
そこから2人は舌を絡めた長いディープキスに入り、周囲を唖然とさせる。
「・・・涼宮さん・・・」
顔を赤らめながら目線を逸らす、みくる。
「ほぼ初対面の相手と、これほど親密な行為に及ぶとは理解を超える・・・」
長門有希も無表情なままではあるが瞳に困惑の色を浮かべた。
「向坂、お前・・・・・」
坂上智代も強張った表情のまま2人の様子を眺めている。
(41)へ続く

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