新10 1-
279:名無しさん@はにゃ〜ん 8/3 0:36
湯けむりレズリングU(104)<初日・試合後>
初日の日程が終わり、選手とスタッフ一同は周辺の旅館へと引き上げていく。
それと歩を合わせる様に大会運営の宿泊する温泉宿に複数の人影が歩み寄る。
由宇の実家でもある老舗の温泉旅館の暖簾(のれん)を潜る小さな影。
つかつかとフロントに歩み寄ると開口一番尋ねた。
「ね、ここに団長いる?こなたが来たって伝えてよ。」
話が見えない従業員が団長とは誰か問い返す。
「あ〜知らなくても無理ないよね。SOS団の涼宮ハルヒって人だけど。」
背の低い青い長髪の少女が答える。
そこへ後ろから紫の髪をツインテールに纏めた少女が追いついて諌めた。
「こら、こなた。旅館の人が困ってるじゃない!」
その光景にいよいよ動揺する従業員。
「あ、すいません。私達、涼宮って人に呼ばれて、こちらに来たんです。携帯でここだって聞いたので。」
ツインテール少女が弁解する様に事情を説明する。
「さすが、かがみん。テキパキ事務処理するねぇ。」
こなたと呼ばれた少女が冷やかす。
「フン、褒めたって何も出ないわよ。」
褒められても嬉しがらず澄ました態度を続けるのがツンデレと呼ばれる所以かも知れない。
そこへ更に2人、連れと思しき少女達が入って来る。
「ようやく追いつけたよ〜。お姉ちゃん達、早すぎ。」
「初めて来る場所ではしゃぐのは解らないでもないですけど、慌てると迷子になりますよ。」
(105)へ続く

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