新10 1-
12:品川くじら 1/24 2:45
湯けむりレズリング(48)
「フフッ・・ごめん、ごめん。ついね・・・」
綾香は笑いながら弁解すると指の動きを緩やかなものに変える。
痛さからこそばゆさへの変化がアクセントになったのか、智代は前より感じ始めたようだ。
「ぅ.....ぅ〜ん.....体が..体の芯がおかしい...まるで燃えるようだ...」
巧みな愛撫の前に体を火照(ほて)らせて悶える智代。
葵相手の練習が功を奏した事に内心喜びながらも、責める手を止めない綾香。
もはや試合というより一方的な玩弄でしかない。
「ぁあぁぁッ...こんな...こんな事、生まれて初めてだ...何かが...何かが込み上げてくる...」
智代は視線を宙に泳がせながら不安を口にする。
無言のまま綾香は花芯をいじる速さを変えて、さらに智代を追い詰めていく。
「ぁッ、あッ、ぁッ.....あ〜ん...ううッ.....あ〜ッ.....」
次から次への変化する愛撫のテンポが智代の官能を頂点まで追い上げるのが手に取るようにわかる。
呼吸は乱れ、心臓の鼓動は早鐘の如く高まる。
「どう?あんまり我慢すると体に毒よ。そろそろイッちゃいなさいな。」
余裕の笑みを浮かべながら語りかける綾香。
「はぁ...はぁ...ぅ〜ッ、この感覚はいったい何なんだ〜ッ!」
最後に力(りき)んだ直後、智代は急にぐったりと脱力した。
「・・・イッたのね・・・。」
放心する智代の顔を覗き込み、綾香は練習の成果を満足げに確認する。
「前半11分、来栖川綾香の勝利!!」
レフェリー猪名川由宇の声が高らかに響く。
(49)へ続く

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