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3:品川くじら < 8/30 3:25
幼女屈辱医療(2)<<夏休み子供大会>>
そっと窓を開けて、玄関の外を見ると、そこにはポテトと戯れる赤い髪をツインテールに纏めた幼い
女の子の姿があった。
(社会経験の乏しい子供なら、内容を怪しまれても言い繕う事はできよう・・・。)
聖女史は決意を固めて、玄関のドアを開く。
背後のドアが開いたのに気付いた女の子は聖女史の姿を見上げた。
「んにゅ。こ、こんにちわ・・・。」女の子は突然現れた長身の女性の姿に怯えたようだった。
女史は膝を折って屈み込み、女の子の目線まで、自分の目線を下げると、親しげに話しかける。
「君。いつも家のポテトと遊んでくれてるの?」
実はポテトは飼い犬では無いのだが、女の子に精神的な負い目を与える為に「家の」と表現した。
「あ、あの・・おばさんは?」女の子が恐る恐る尋ねた。
おばさん、の単語に思わず頭に血が登りかけた女史だったが、瑣末な事で計画を失敗させてはならない
という冷静さがブレーキを掛けた。
「私はこの医院の院長先生だ。」威厳を正して女の子に答える。
「へぇ・・おばさん、偉い人なんだねぇ・・。」女の子は感心していた。
「ところで君、この暑い日差しの中を帽子も被らずに遊びまわっているのかい?」聖女史が誘い水を向けると、
「みちるは元気だから暑くたって平気だよ!」と、無知な笑顔を浮かべて答える女の子。
「みちる、って言うのか。君は日射病という恐ろしい病気について知らないようだね。」
「に、日射病!?」みちるは目を丸くする。
「そう、過度の発汗により水分が不足した結果、心臓が空打ちの状態を起こしてしまうという命に
関わる病気さ。この時期には掛かり易い。」
「んにゅ・・みちる、知らなかった・・・。」明らかに驚いている。
みちるの反応を見た聖女史は、さらに畳み掛けた。
「みちるが学用患者になってくれるなら、無料で予防注射を打ってあげよう。」
(3)へ続く

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