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359:品川くじら 8/20 0:31
湯けむりレズリング(31)<邂逅の章>
ほぼ同時にハルヒの右手、左手の指が環の花芯を探り当て、菊門に侵入した。
股間のこそばゆい快感と、臀部の痛みを伴う刺激が脳裏へ突き抜ける。
全身の中でも最も神経が集中する花芯と菊門を同時に刺激された環は、たまらず後退(あとずさ)りして
ハルヒの手を振り払う。
「タマ姉!どうしたの?私のテク、楽しんでよ。」
隠し技を仕掛けるのには失敗したものの、環の優位を失わせたハルヒは挑発する。
(この娘、思っていた以上にやるわね・・・こっちもそれなりの作戦を立てないと・・・)
当初の優越感は消え、焦りを顔色に出さないように気遣う環。
「そうね、でもその前に私のテクから先に楽しんで貰おうかしら?」
強気の発言で牽制しながら体位を変え、ハルヒの側面へ回り込みを掛けようとした。
「おっと、そうは行かないわよ!?」
ハルヒはゴロリと体を横へ転がし、環の回り込みを無効にする。
「十文字固めを掛ける心算だったんでしょ?残念ね。」
布団の上に上半身を起こしながらニヤリと笑って環を見返すハルヒ。
どうやら葉鍵女祭り2005を見ていたらしい。かわす方法まで研究していたとは・・。
(見破られた!?これは一筋縄ではいかないわ・・・。)
総帥を名乗ってしまった以上、新葉鍵軍のメンバーの前で負けるわけにはいかない。
しかしハルヒは練習試合レベルの相手ではなく、技が通じる可能性が低い。
環は心中に沸きあがる漠然とした不安を打ち消すのに躍起だ。
(何を迷うの、環!小手先の技が通じなくても正面から打ち崩すまで、でしょ!?)
心のゆとりを失った環は正面からの決戦に出る。
(32)へ続く

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