新10 1-
20:品川くじら < 9/3 22:35
邪神の復活びん(16)<<残務整理で〜す>>
大人たちが森を立ち去った後、放置されているチクたんに、走り寄る小さな影がありました。
それは、チクたんの目隠しを外して助け起こすと、木々の隙間から差す月光に自身の顔を浮かび上がらせ
ます。「チクたん、大変だったわね・・・」れんタンでした。
「れ、れんタン・・さっきの怪物がもしかして・・・」チクたんは蒼ざめながら尋ねます。
「そう、あれがうちのお寺に封印されていた邪神よ・・・」れんタンはくやしそうに答えるのです。
2人は森から抜け出す為に歩きながら、邪神対策を話し合いました。
翌日、びんちょうタンは、いつものように街へお仕事探しに行きました。が、いつもなら顔を合わせる
筈のチクたんがいません。時間の許す限り、チクたんの姿を求めて探し回りましたが、見つかりません
でした。「おかしいなぁ・・・チクたん、もうすぐ道具市だからお金必要な筈なのに・・・」
仕方なく、びんちょうタンは一人でお仕事掲示板へ向かいました。
すると今日は何故か求人票が1枚しか貼ってありません。おかしいと思ったびんちょうタンでしたが、
取り合えず求人票を読んでみました。
『無口でおとなしい女の子募集。ただし処女に限る。』具体的な仕事内容が書かれていません。
でも、びんちょうタンは、お仕事をしないと御飯が食べられないので、仕方なく求人票に書かれた
住所へ向かいました。
着いた所は案の定、れんタンの実家のお寺です。
庫裏へ回った、びんちょうタンが「あの〜お仕事掲示板を見て来ました。」と呼びかけると、人の
良さそうな和尚さんが出迎えてくれました。
「お〜あなたが今日のお仕事をゲットされたのですか。まずはお上がり下さい。」と、びんちょうタンを
庫裏(お寺の住居部分)へ誘い込みます。
居間に通され、お茶を出された、びんちょうタンは、あまりに良い待遇に返って疑問を抱き、「くわしい
お仕事の内容を教えて下さい。」と、和尚さんに尋ねました。
「なに、簡単な事じゃよ。わしの孫娘になってもらいたいのじゃ。」意外な答えが返ってきました。
(17)へ続く

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