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15:品川くじら < 8/31 2:56
邪神の復活びん(12)<<夏休み子供大会>>
川べりの柱の縛り付けられたチクたんは、裸に剥かれた下半身の陰部を隠そうと両内腿を摺り合せて
もじもじしています。その間にも真夏の太陽は、じりじりとチクたんの肌を焦がすのです。
(私、どうなっちゃうんだろう・・・川の中には怪物が潜んでいるかもしれないのに、これじゃ逃げ
られないよ・・・)
チクたんの心配は的中しました。
太陽が西へ傾き始めた頃、目の前の川面が突然盛り上がったと思うと、無数の触手を持った巨大な怪物
が浮かび上がってきました。肉色の不気味な肌を持つそれは、体の中心部にある男の顔に不気味な笑み
を浮かべながら、川辺に準備された人身御供を味わおうと近付いてきます。
(わわっ・・本当に出たよォ!!誰か、誰か助けてェ!!)
と、叫びたいチクたんでしたが、猿轡をはめられたままなので当然声になりません。
近くの茂みに潜んでいる男達は邪神をおびき寄せるのに成功したので喜んでいます。
ついに邪神の触手がチクたんに伸ばされました。帯を絡め取ると、着物を左右へ引き千切り、たちまち
一糸纏わぬ姿にされてしまいました。
邪神は、さらに岸辺へと近付くと、生臭い息を吹きかけながら触手でチクたんの全身を撫で回します。
(き、気持ち悪いよぉ・・・誰か、誰か助けてぇ〜)思わず涙目になるチクたん。
と、そこへ和尚さんを先頭に隠れていた一団が走り出てきました。
「神よ!水の支配者たる神よ!!」和尚さんは邪神に呼びかけます。
「ん!?汝らは誰ぞ!!」邪神は呼び掛けに答えて一団の方へ振り向きました。
「その娘を生贄に差し上げますので、我らの願い、お聞き届け下され。」
(ええッ!?この人達、助けに来たんじゃ無いの!?)チクたんは自分が生贄にされた事に激しく驚いたの。
邪神は「願いとは何ぞや!?」と和尚さんに語りかけます。
「どうか元の洞穴へお戻り下され。」和尚さんは恐ろしいのを我慢して交渉したわ。
邪神はしばらく考え込んでしまいました。
(13)へ続く

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