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276:名無しさん@はにゃ〜ん 9/2 2:30
まどか☆マギカif...Y(145)
使い魔達を監督していた存在は、ほむらの推理どおり廃屋近くに停車した車の中にいた。
大爆発で異常を察知した指揮官は部下に偵察を命じる。
現場に到着した使い魔が目撃したものは崩壊炎上する廃屋とその周辺に倒れている仲間たちの姿だった。
既に動ける者がいない事に気付いた男は大慌てで指揮官に連絡しに車へと戻っていく。
状況を説明された指揮官は作戦の失敗を悟り、本部へ戻る為に車を発進させた。
その屋根の上に暁美ほむらがしがみ付いているとも知らずに。
やがてヴォルデモートの結界に戻った車から、こっそり抜け出す、ほむら。
時間停止の魔法の前には、さしもの魔王と言えども打つ手が無い。
ほむらは仲間の姿を求めて結界を行く。
そしてヴォルデモートの玉座の間にたどり着いた時、無残にもマゾ化した5人の姿を見出す。
(手遅れだったんだわ・・・マミ達を助けるには調教される前まで時間をさかのぼるしかない・・・。)
一大決心と共に時間遡行の魔法を使う、ほむら。
目的地は見滝原中学への初登校の前日だ。
その時点へ戻って過去のマミ達に魔王の脅威を伝えるなり、危険を回避させるなりするつもりだった。
ところが戻る事が出来たのは初登校当日の朝だった。
奇妙に思い、ほむらは再び初登校前日を目指す。
だが何回やってみても初登校当日の朝までしか戻れない。
(どうして?・・・時間遡行の魔法が通じない!?)
まるで初登校当日の朝以前の時間が無かったかの様だ。
そして、ほむらはある事に気付く。
(146)へ続く
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