新10 1-
237:名無しさん@はにゃ〜ん 7/11 1:40
まどか☆マギカif...Y(112)
その日から少女達はマミの部屋に寝泊まりしながら魔法使い達との闘いに備えた。
2人がペアになってパトロールに出かけ、部屋に後詰が控え、他は休憩する形のシフト制だ。
この瞬間にも魔法使い達は新たな犠牲者を求め活動しているかも知れないと思うと緊張感がみなぎる。
夜間のパトロールに出かけていく、ほむらとさやか。
ソウルジェムの反応を頼りに街を行く。
街外れの倉庫付近で魔力反応があり、2人は警戒しながら近付いた。
倉庫の外壁に奇妙な扉があり、どうやら結界の入り口らしい。
「どうする?ほむら。突入するの?」
「まず様子を見ましょ。規模も人数も判らないんだし。」
待機と知って不満げな表情を見せる、さやか。
しかし、ほむらは後詰のマミに連絡を取り、善後策を協議した。
「私がそこへ行くまで待ってちょうだい。2人より3人の方が危険も分散するわ。」
マミは現場の倉庫へと急行する。
3人は落ち合うと魔法少女に変身して、結界の扉を破り突入した。
ところが結界内部の様子がおかしい。
いつもなら侵入に気付いた使い魔が反撃してくる筈なのに姿すら見せなかった。
武器を身構えながら結界最深部へと進む3人。
魔法使いの玉座があると思われる広間の入り口に近付くと何やら騒がしい。
マミ達が踏み込むと、使い魔達と魔法少女が大立ち回りの最中だった。
槍を振るって奮戦する赤い髪の少女だ。
(113)へ続く

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